校長兼教務主任 渋谷博子 様
私は、以前から「インストラクショナルデザイン(ID)」には興味があったのですが、「忙しい」を理由にそのまま日々を過ごしておりました。その後、教材開発の際にIDに触れたこと、また、現職で管理職になり、人材育成としてのIDを知ったことなどから、書籍の知識だけでなく講座を受講したいという思いが強くなりました。
さらに、日本語学校では教育実習生や新人教師の指導、海外の大学では学生の教師養成に関わっていた経験から、教師養成についても模索していたこともあり、受講を決めました。
実際に受講してみて、IDについて学べたのはもちろん収穫ですが、学習者の立場で「協働」が学べたことも大きかったです。そして、受講生のネットワークが構築されているので、同期だけでなく期を跨いだつながりが持てることも、受講してよかったと感じていることの一つです。
教師というのは「センスのあるなし」「向き不向き」が言われることもありますが、インストラクショナルデザインは、だれでもこれを身に付ければ効率的で効果的な授業ができる、というのがとても魅力的だと思います。
あひる先生のID講座は、経験年数は様々な方が受講されていますが、教師歴が浅いうちに受講された方が、素敵な仲間ができるという意味でも、いいんじゃないかな、と個人的には思います(私は教師歴が長いから、変なプレッシャーがありました)。ただ、私は、教師歴が長いからこそ、同じ目線(上下関係なしで)で自分の授業を客観的に評価してくれる場があるということを非常にありがたいと感じました。
ですので、結論としては、どなたでも、参加出来るタイミングがあれば逃さず参加されるのがいいんじゃないかということです!
私の勤務先は、まだ非常勤講師の先生もいないような新規校ですが、今後はID理論を用いた教師研修および社内研修、コースデザインを取り入れていきたいと考えています。