私の声、本当に伝わってる?
「自分の声が好きになれない」「相手にカメラオフされると、自分の話が伝わってるか不安になる」「対面では気にならなかった人の声にストレスを感じるようになった」
動画講義やオンライン授業、オンライン会議が当たり前となったこの春、こんな声をよく聞くようになりました。
急激な環境の変化でしたよね。私は以前から「日本語教師のためのインストラクショナルデザイン」は反転動画+オンライン同期セッションで進めていましたが、それ以外の仕事も連日オンラインとなると、Zoom疲れのような状態に陥ることも多くなりました。
そして「自分の動画を見た人がストレスを感じていたら申し訳ないよなぁ・・・」こんな不安が頭を持ち上げてきました。これまで幸か不幸かクレームは出ていませんでしたが、これを機に見直そうと思ったのです。
というわけで、俳優で講談師の天明留理子さんにオンラインで指導をお願いして、動画の作り直しを開始しました。それで完成した第一弾がこれ。(動画の公開は終了しました)
プロがポテンシャルを引き出した。
聞きやすい声か、というだけでなく、一度聞いてすっと内容が入ってくるか?という視点でも助言いただき、以前の動画では27秒で終わっていた内容が5分になり、構成の工夫や例の提示などでスライドなしでも理解できるレベルまで洗練されました。
本当に、読まない方がいいんでしょうか?
私の周りでは、動画講義では書いたものを読まない方がいいと言われてきました。が、プロの指導があれば話は別です。相手に与えているかもしれないストレスを最小限にして、もっと聞きたい、勉強したいって思ってもらえるような動画が作れたら、講師である私たちも嬉しくないですか?
降りかかる火の粉を払いのけるようにオンライン対応をしていた方も多かったと思います。この数ヶ月、本当にお疲れさまでした。このへんで一息ついて、声について考えてみるのもいいかもしれませんね。
6月から、天明さんを講師に招いたワークショップを開催しています。
すでに参加いただいた方からのご感想をこちらにまとめていますので、ぜひご覧ください。
「俳優が伝授する #聞き手に届く声で話す ワークショップ」皆様からの感想ツイート
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