次回日程は未定です。
形だけでなく中身までゴール指向に
インストラクショナルデザインの基本的な理論に沿ってケーススタディを元に模擬授業と相互評価まで行う「日本語教師のためのインストラクショナルデザイン」は、2年4ヶ月の間に45回(One on Oneを除く)実施し、約170名の方にご参加いただきました。「学習者の意欲が高まった」「就職・進学など目的が達成できた」と嬉しい声も多かった一方で、形はIDで作れても文型中心の教え方から抜け出せないという悩みを持つ方も多くいらっしゃいました。
そこで多くの方が苦労されたDay2「学習成果の5分類」を、第二言語習得理論の切り口から見直し、ゴール指向のレッスンとはどういうものか?にさらに切り込む形にリニューアルを行い「実践!第二言語習得理論とインストラクショナルデザイン」としてパワーアップしました。
シラバス
■主催者/インストラクター 石野祥子(2019年、University of Illinois College of Education にて Instructional and Training Systems Design を修了。日本語教師と並行して2017年から2019年まで英会話講師。SLAとIDに基づき設計された英会話の授業を年間200時間担当)
■実施形態 オンライン(おもに日本時間 土曜午前9時から正午)
■主な使用ツール Zoom, Slack, Google Drive (スライド、ドキュメント、スプレッドシート)(Miroは以前使用していましたが現在は使っていません)
■必要となる機器・環境 パソコン(共同作業の妨げとなるためタブレットやスマートフォンの使用は緊急時以外は推奨しません。またノイズを防止するため、受講中はイヤホンマイクやヘッドセットの使用をお願いします), インターネット回線
■期間 4週間
■参加費 33,000円(消費税込み)
■コースの対象者 下記①②③④⑤を満たす方。
①共同作業を多く含む内容であるため、仲間と協力し合いながら最後まで続けられる方。
②現役日本語教師、ブランクはあるが日本語教師として現場復帰したい方。
③日本語教育能力検定試験合格、または国内外の大学で主専攻・副専攻として、または文化庁届出受理420時間講座などで日本語教育の基礎について体系的に学んだ方。
④パソコンを使用して上記「主な使用ツール」の基本的な操作ができる方
⑤Unlearn を恐れない前向きなマインドを持っている方。
■コースの定員 4名
■コースの目的 第二言語習得とインストラクショナルデザインの代表的な理論に沿って、効果的な授業を行うスキルを身につける
■コースの目標
このコースを修了することで、参加者は以下のことができるようになります。
・分析に基づきゴールを設定することができる。
・ゴールに沿って学習目標を決めることができる。
・学習目標に合った教材や活動を第二言語習得理論に基づき選ぶことができる。
・学習者が効果的に知識・技能を定着させられる授業を実施することができる。
・実施後に相互評価を行い、その結果を次につなげていくことができる。
■コース内容アウトライン
・第0週 オリエンテーション 自己紹介と全体の流れの確認(45分)
・第一週 学習ゴールと目標の決定(2時間半)
・第二週 第二言語習得理論とインストラクショナルデザインの基本(2時間半)
・第三週 模擬授業準備。授業案への個別・全体フィードバック(2時間半)
・第四週 模擬授業、相互評価(2時間半)
※第三週は模擬授業の準備とし、個人作業とグループでのミーティング、インストラクターとの相談を行う時間となります。フィードバックの回数は、Googleスライドのコメント機能でのやりとりであれば無制限としました。
・模擬授業設計図 フィードバック回数無制限
・模擬授業スライド フィードバック回数無制限 ※スライドの使用は必須ではありません
■課題・最終成果物と評価
課題:
・反転教材での予習とチェックテストクリア(個人)
・学習ゴールと目標設定(グループ)
・模擬授業アウトライン設計図
最終成果物:
・模擬授業(個人)
評価:
・模擬授業相互評価(個人) 数値評価は行わず、よかった点・改善点を具体的かつ今後に活かせる前向きな形でお互いに評価し合います。
■修了証
Day4まで全日程に出席し、模擬授業と相互評価を行った方には修了証を発行いたします。ただしご自身やご家族の病気など、やむを得ない事情で欠席された場合は個別にキャッチアップの機会をご提供しますので、安心してご参加ください。
■参考図書
お申し込み後にお知らせします。
■修了した皆さんからのフィードバック結果
2022年6月29日現在のフィードバック結果です。(改定後5回実施、17名参加)